翔通信

負けた!

2011年08月9日

昨夜の灯籠流し、今夜の太鼓合戦、明日の花火大会、伊東の夏の最大イベント按針祭がスタートしました。
市街を流れる松川を、約1000個の灯籠が光の帯となって海まで流れ、潮の流れに乗って沖合いに淡い光を灯す無数の灯籠が織りなす幻想的な光景は、伊東ならではの灯籠流しとの感がします。
私の家から松川まではほんの1〜2分、灯籠流しが始まる10分前にサンダル履きで出かけました。交差点を渡るとメインの「いでゆ橋」までは20メートル。すでに人でかなり混雑していました。ぬうように歩いていくと、向こうから来る一人に少年に目がとまりました。中学生くらいのその少年は、ビニール袋と金属製のゴミつまみを持って、歩道の紙くずやタバコの吸い殻を黙々と拾いながら歩いてきました。すれ違った瞬間、「負けた!」思いました。
市民や遠来の観光客の皆さんに、少しでもきれいな環境で美しい灯籠流しを楽しんでもらいたいとの気持ちで、その少年はゴミ拾いをしていたのだと思います。それもたった一人で。
地元の掃除に学ぶ会に5年も在籍しながら、私にはそんな気持ちがまったくなかった。完敗です。

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